漆喰と珪藻土の違い

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漆喰と珪藻土は、ともに主として塗り壁材として使用されますが、その材質や特性に違いがあります。

漆喰とは

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漆喰は基本、石灰と水と砂を混ぜ合わせて作られる自然素材系の壁材です。日本のお城を代表とする白い塗り壁で、日本古来より使用された歴史があり、自然素材系であるため、人体にも環境にも優しいとされています。また、調湿効果があるため、湿気を吸収して調整し、室内の湿度を適切な状態に保ちます。さらに、断熱効果も期待でき、夏は涼しく、冬は暖かい室内環境を作り出すことができます。

また石灰のアルカリ質の効能から防カビ・抗菌性能が期待されます。

珪藻土とは

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珪藻土は海や湖に存在する「プランクトンが湖底や海底に約800万から1000万年もの間、沈積(ちんせき)し、「珪酸」部分だけが化石として残った「堆積土(たいせきど)」を珪藻土と言います。
この湖底や海底に蓄積したプランクトンの化石が、地殻変動により隆起し「山」となり、現在はその山から掘り起こした珪藻土が、様々な資源として利用されています。

珪藻土1粒の粒子は0.01〜1mmの大きさと様々で、その粒に直径2〜50nm(ナノメートル)の、たくさんの穴(多孔質)が空いています。(nm=ナノメートルは100万分の1mm)珪藻土が持つこの微細の穴は、空気中の湿気を吸収し穴内に水分が蓄積、乾燥すると穴から水分が放出されるため、室内の湿度を一定に保つことができます。

また穴が空気層となり断熱材として機能し、夏は涼しく、冬は暖かい室内環境を作り出すことができます。その他臭いの吸着や、有害化学物質を吸着と、空気中の様々な物質を吸着する性能に優れています。

以上が、漆喰と珪藻土の違いについての説明です。どちらも、自然素材であり、内部の空気穴が湿度や温度を調整する効果がありますが、材料や特性には違いがあります。

カラーバリエーションを付けたい場合は珪藻土

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部屋ごとにカラーバリエーションを付けたい場合は、珪藻土壁材 KEISOUDOシリーズが採用されています。
漆喰は主に白色のみですが、U-SELECTの珪藻土壁材は36色からお好みの色を選択いただけます。

部屋ごとにカラーバリエーションを分けたい場合・壁の1面をアクセントウォールとして色付けしたい場合は「珪藻土壁材KEISOUDOシリーズ」が採用されています。これは、多様な色彩を提供し、さまざまなデザイン空間を作り出すことができるためです。

U-SELECTの珪藻土は、36種類の色からお好みの色を選ぶことができます。例えば、ブルー系の色は、冷静さや落ち着き感を与えてくれる色であるため、大人っぽい雰囲気がつくれます。また、意外に思うかもしれませんが、派手な印象のある赤系や黄色系は、集中力を高めるのに役立つ場合もあります。

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さらに、珪藻土の採用は、美しい見た目だけでなく、室内環境にも良い影響を与えます。これは、珪藻土が調湿作用を持ち、湿度調整に役立つためです。このため、珪藻土は、カビやダニなどの発生を抑えることができ、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状の軽減にも役立つと言われています。

以上のように、珪藻土は、美しさと機能性を備えた素材であり、室内空間の魅力を高めるための優れた選択肢です。

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珪藻土36色カラーバリエーション

珪藻土商品

コテ・ヘラ等で壁に塗れる「珪藻土プラスタータイプ」と、ローラー・ハケ等で壁に塗れる「珪藻土ペイントタイプ」の2種類と、それらに伴う「施工道具」をご用意しています。

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